0100 結局自分は死んでいたという夢を見た.

5階までの階段をたくさんの荷物を抱えて駆け上がっていた.

学校のようなところ.

みんなの待つ教室のような部屋を目指していた.

一度死んでいたらしい.

間に合えば生き返れたらしい.

 

4階と5階の間のところで時間切れとなり,

みんなが階段を降りてきた.

 

隙間のある階段で,高いところが苦手なことを思い出し,

足がすくんで動けなくなっていた.

 

みんなが教室から出て階段を降りてきても

しばらく留まって我慢していた.でも,

堪え切れなくなって抱えていた大荷物を次々に落とした.

落とした荷物は階段の隙間を落ちていった.

 

みんなに「拾わなくていい.後で自分で拾うから.」と言って

その場で止まっている自分.

落とさなかった荷物は抱えたまま.

 

みんなのうちの何人かは,

階段を降りながら,労いか慰めの言葉をかけてくれた.よく頑張ったと.

でも間に合わなかった自分は生き返ることができずに死ぬらしい.